片付け・時短家事について

モノを減らしたら暮らしが豊かになった!モノを持たない暮らしではないということ

持たない暮らし

私たちの生活にモノは欠かせません。

平均的には、一人当たり1,000〜1,500個のモノを使ってで生きていると言われています。

 

暮らしが豊かになったことで、家の中がモノで溢れるようになりました。

しかし、モノが多いことが原因で『片づけ』が困難になっています。

 

今回は、モノを減らしたら暮らしが豊かになった私の暮らしについてお伝えしたいと思います。

一つだけ知ってほしいのは、モノを持たないということは悲しいことでは無いということです。

なぜモノを減らせば減らすほど暮らしが豊かになるのか、秘密を探っていきたいと思います。

モノが多いと幸せが遠ざかる?

私たちの世界はモノで溢れています。

そして、テレビやCMなどでモノを買うように常に意識させられています。

 

持っていないとなんだか不幸な気がする。

持っていないといけないような気がする。

 

モノがない時代からモノが溢れる時代になって、モノを持つことが幸せかのように言われてきました。

でも、その結果私たちが抱えるようになったのが『片づけ』の問題です。

 

モノが多ければ多いほど、片づけは困難になり、大変な作業になります。

片づけに多くの時間を使い、片づけるための収納グッズにもたくさんのお金を払います。

モノが多くてスペースが足りないから、より広い家に引っ越すかもしれません。

 

それなのに、私たちはさらにモノを買い込んでしまいます。

モノが溢れることで、私たちは多くの時間とお金を必要としているのです。

 

モノが多ければ幸せになれると思っていたけど、いつの間にかモノばっかりに目が行ってしまい、自分が本当に何が大切なのか見えづらくなっているのではないでしょうか。

モノが多すぎると、幸せを感じにくくなるのです。

 

逆に、本当に必要なモノ・大切なモノだけを持つようになったらどうでしょうか?

自分にとって何が大切かを見極められるようになりますし、限られたモノを大切に扱うでしょう。

使わないモノを買わなくなったり、モノ以外で幸せを実感できるようになります。

 

『足るを知れば豊かに生きられる』という言葉があります。

現状が満たされていると感じれば、心は豊かになるのです。

モノを減らす≠モノを持たない

かといって、モノを減らすと生活できないんじゃないか。

そういう不安を抱えている人も多いと思います。

 

そんなことはありません。

十分に生活できますし、むしろ以前よりも豊かに暮らすことができます。

なぜなら、モノを減らすということは『モノを持たない』ということではないからです。

私はあなたにミニマリストになってほしいと思っているわけではありません。

 

後ほどモノの減らし方について解説しますが、モノを減らすというのは何でもかんでも捨てるということではないのです。

『使わないモノ』を徹底的に家から排除するのです。

 

私は毎月様々なご家庭にお伺いして整理収納のお手伝いをしていますが、大体の人は収納の中の5割以上は使っていないモノです。

家の中は使っていないモノで溢れています。

それらを手放せばいいだけの話なのです。

 

1年以上使っていないモノは今後も使う機会はないでしょう。

モノが溢れている現代であれば、必要になった時にまた買えばいいだけの話です。

そしておそらく、使っていないモノが再度必要になることは滅多にありません。

 

もしあなたが持っていて癒されるといううコレクション品や思い出の品があれば、持っていていいのです。

お洋服だって買っていいし、趣味のグッズだって買っていいのです。

ただ、体は一つです。

新しいお洋服や新しい趣味のグッズを買ったということは、着なくなった洋服や使わなくなったモノがあるはずです。

それらを手放せばいいのです。

 

理想は、持たない暮らしではなく、モノの循環が良い暮らしです。

使うモノは家に迎え入れて、使わなくなったモノとはお別れをする。

この繰り返しが、あなたの暮らしをより豊かにします。

どのように減らせばいい?

どのように減らすかの基準は『使っている』か『使っていない』かです。

まずは片づけをする場所のモノをすべて取り出し、使っているか使っていないかで区別してください。

現時点で使っていないモノを必ず手放す必要はありませんが、まずはご自身がどれくらい使っていないモノに囲まれて暮らしているかを実感してください。

 

私たち整理収納アドバイザーはこの作業を『整理』と読んでいます。

より詳しい整理の方法や効果についてはこちらの記事を読んでみてください。

[clink url=”https://rakuraku-adviser.jp/how-to-seiri/”]

 

使っていないモノは手放す努力をしましょう。

いきなり全て手放せなくても大丈夫です。

なんども整理の作業を繰り返して、自分の持っているモノと向き合っていけば、自然とモノは減ります。

減らせない場合は増やさない努力を

どうしてもモノを減らすのに抵抗がある人は、まずは『増やさない努力』をしてください。

 

モノは日々の生活で増えていきます。

1週間の間に買い物に行かない日はないと思います。

さらに、人から貰い物をしたり、無料で配っているモノを受け取ったりしてしまうかもしれません。

 

4人家族の家庭で、全員が1日1個家にモノを持ち込んだら、年間で1,460個のモノが増えることになります。

一度手に入れたモノというのは手放しづらいですから、まずは増やさない努力をしていきましょう。

 

家に持って帰る前に、これは本当に必要か?本当に使うのか?という観点でみましょう。

買うまでに1週間空けてみる、というのも効果的です。

モノを減らして豊かになった私の暮らし

使うモノや大切にしたいモノだけで暮らし始めた私の部屋の様子です。

これをみていただくとわかると思いますが、モノを減らすことによって私は

『片付けなくてもキレイがキープできる家』

を実現することができたのです。

 

モノを減らした効果は他にもあります。

  • モノを買わなくてはという焦りがなくなった
  • 自分の暮らしが満ち足りていると実感できるようになった
  • 買い物に費やす時間とお金が節約できた
  • 暮らしにゆとりが持てるようになった
  • 心が豊かになった

 

モノがないと心配になる方は多いと思います。

でも、意外と手放しても生きていけるのです。

なぜなら、今までそれらを使わないで生活してきたのですから。

すぐに手放すのは難しいと感じる場合は、家に無いと仮定して半年ほど過ごしてみてください。

そうすると気づくはずです。

それらのモノは半年間で1回も使わなかったということを。

 

少ないモノで生きれば暮らしは満ち足りる。

これをぜひみなさんに実感していただきたいです。